「伝書鳩」は主に3つの意味があります。
1つ目はよくネットで使われており「誰かの発言や状況を誰かに伝える事」で、2つ目はビジネスで使われており「決定権の無い人が上司と取引相手との間に入って、情報伝達をする事」、3つ目は昔から使われている伝書鳩の本来の意味で「飼い慣らした鳩の足にメッセージを入れた筒などを持たせて目的地に飛ばす鳩の事」です。

ネットで使う「伝書鳩」については「鳩」と略されて呼ぶことが多く、「鳩が飛んできた」「鳩はいらない」のように使い方も意味も一緒です。
詳細は「鳩の意味は?」をご覧ください。

以下ではさらに詳しく「伝書鳩」について見ていきましょう。
使われている場所やシチュエーション、前後の会話の流れを見てどの意味で使われているのか判断することとなりますが、容易に出来るかと思います。

ネットで使う伝書鳩

現在ではこのパターンがよく使われており、、ニコ生やYouTubeライブなど生放送での発言であったり、ツイッターのつぶやき、目撃情報、置かれている状況、などを伝える人の事を伝書鳩と表現します。

いい情報・悪い情報共に使いますが、ネットで目立つのは「〇〇をディスってたよ」とか「だから〇〇に性格が悪いって言われるんだよ」のように悪いことを伝えて、人間関係を悪化させたり事を大きくして炎上させて楽しむなどの「伝書鳩」をよく見かけます。
そのためあまりいいイメージはなく、迷惑行為と判断する人も中にはいます。

ニコ生やYouTubeライブのような生放送サイトや、個人が情報発信出来るツイッターのようなSNSの影響で2013年頃からネットでは少しずつ広まり、2021年現在では頻繁に見かけるようになりました。

使い方や表現は以下の通り。

  • もうすでに伝書鳩が送り込まれてた
  • 伝書鳩が飛んできて知った
  • あそこのリスナーが伝書鳩してたのか
  • 伝書鳩しとこうかな
  • いつの間にか自分が伝書鳩になってた

2021年時点だとニコ生・YouTubeライブやツイッターなどでは若い人を中心によく使われていますが、ネットをあまり使ってない人にはあまり知られていない状態です。

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ビジネスで使う伝書鳩

ビジネスの世界でも伝書鳩は使われており、決定権の無い人が会社や上司の意向を取引先の相手に伝えたり、反対に取引先の意向を自分の所属する会社や上司に伝える人の事を「伝書鳩」と言います。

決定権がない「下の立場」という意味も含むため、自虐で使う場合は問題ありませんが誰かに対して言うことは失礼に当たります。
また、自虐で使うにも自らを蔑む事になるネガティブな用語なのであまり使わないほうがいいかもしれません。

使い方や表現は以下の通り。

  • 伝書鳩卒業したい
  • もう伝書鳩に徹しようかな
  • 伝書鳩にしかなってないよね
  • 私、伝書鳩なんで
  • 伝書鳩にもなれてない

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昔から使われている伝書鳩

上で説明した伝書鳩の語源ともなっている本来の意味の伝書鳩は、遠隔地から目的の場所へ飛び立たせる鳥の鳩の事です。
鳩が持っている、元々暮らしていた地域・巣に戻る習性「帰巣本能」を利用し、飼い慣らした鳩の足に紙に書いたメッセージ等が入った筒などを取り付け、目的の場所にいる人に届けさせる事を目的としています。

通信手段が無数にある今日ではもちろん伝達の手段にはなっていませんが、愛好家によって伝書鳩は受け継がれレースも行われています。

伝書鳩の発祥はメソポタミアの地域で紀元前約5000年にまでさかのぼり、日本でも実用されていた時期については不明ですが、よく利用されるカワラバトは飛鳥時代に日本にすでに渡来しています。
世界各国の戦争時の伝達手段として軍用にも使われた歴史もあります。

現在この意味の「伝書鳩」が使われるパターンとしては、言葉通りの伝書鳩の他、連絡が遅い事を揶揄したり、行動が遅い事の例え話としても使います

使い方や表現は以下の通り。

  • 伝書鳩って昔は重要だったよね
  • 携帯止まったから伝書鳩使おうかな
  • もうメール送って3日になるけどまだ返事こないのは伝書鳩でも使ってるのかな?

なお伝書鳩は1970年頃から帰還率が下がり始め、近年はさらにその傾向が顕著に出ており様々な研究や仮説が立てられています。
鷲・鷹・フクロウなどの猛禽類の増加説、携帯電話の電磁波説、地球の磁場の影響説など等があったり、GPSを装着した実験なども行われているようですが今のところ決定的な原因はわかっていない状態です。

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