「マジレス」は本気という意味の「マジ」と、返信の意味があるレスポンスを略した「レス」を組み合わせて作られた用語で、「本気の返答」や「真面目な返信」という意味合いで使われている用語です。
本気で返信するのは当たり前の話ではありますが、マジレスが使われる場面は本気の返信を求めていない時に本気の返答をした人に対して使います。
具体的にどういった使い方かと言うと以下の4つのパターンがよく見られます。
- ネタに対してマジレス
- 後付けでマジレスを指摘
- 釣られてマジレスした人に対して
- 先にマジレスを宣言
1つ目は冗談やボケやギャグで言った書き込みに対して正論で回答してしまう場合です。
例えば黒い犬の写真に対して「このクマ小さいな」という書き込みに「それ犬ですよ」などのような回答がマジレスです。
2つ目は本気で言った事なのに実はすごく簡単な答えがある物だとマジレスされた内容を読んで気づいた場合です。
例えばBluetoothで無線接続する機器と知らずに「これ接続する穴ないじゃん不良品かよ」という書き込みに「それBluetooth接続だよ」と回答したところ、最初に書き込んだ人がそれを知らなかった事が恥ずかしくなってしまい「何マジレスしてるの」のような流れです。
3つ目はあえて反応が多そうな話題を振って、それに対してマジレスした人に対して「マジレス乙」(マジレスおつかれの意味)のような使い方。
マジレスを引き出すという意味で1つ目、そして後付で「釣りでした」とも言えるので2つ目にも似ているかもしれません。
4つ目は3つ目のような釣り質問などに引っかからないようにしたり釣りなのか本気で聞いてるのかわからない時、あらかじめ「マジレスすると〇〇」のように先に宣言しておいたり、冗談を言い合っている中でふざけた回答が出来ない重要な質問などが来た場合は「マジレスだけど〇〇」のように付け加えます。
「何マジレスしてんの?」とか「マジレス乙」などの表現は、相手との関係性や話の流れによっては面白い返し方にもなりますが、間違ったタイミングで使うと相手を煽っている表現になるので、使う場合は空気を読み取ってから使う必要があります。
他にも以下のような使い方や表現があります。
- 知らずにマジレスしちゃいました
- マジレスされた
- その通りだと思うよ(マジレス)
- マジレスするともう販売してる
- もしマジレスだったらどうするの
- マジレスしていい?
- そろそろ出発したほうがいいというマジレス
- マジレス乙だわ
もともとは2ちゃんねる(現・5ch)などのネット掲示板などで2003年頃とかなり古くから使われており、その後もニコ生のような配信サイトやツイッターなどのSNSで使われていましたが、2016頃からはネット以外のリアルな世界でも時々耳にするくらいに広まっています。
ただ、ネットに慣れている人やSNSを使っている人でないと知らない人が多いのではないかと思います。