「いつメン」は、「いつものメンバー」または「いつもの面子(メンツ)」の略で、普段からよく集っている遊び仲間であったり、何かイベント等に参加する際一緒に行動する人達を意味する用語です。
「イツメン」「いつめん」の表記も見かけます。
メンは、イケメン等に使われる男性の意味の「men」や「メンズ」でなく、メンバーまたは面子(メンツ)であるため、女性・男性は関係なく使います。
以下のような「いつメン」の表記や使い方があります。
- いつメンになら言う
- 大学のいつメン5人でカラオケ行く
- いつメンと久々に出かけるよ
- ここ最近いつメンと毎日会ってる気がする
- いつメンいるなら私も行く
知る限り遅くとも1990年代後半にはすでに使われており、もっと昔から使われているかもしれない位に意外と古い言葉であり頻繁には耳にしないため、死語に近いような印象はありますが、2021年現在でも時々使われるので死語にはなっていないかと思います。
また、最近だと「グループ」の意味を追加して「イツメングル」言い方をする場面も見かけるようになりました。
以下ではいつメンをさらに深堀りして「ネットを騒がせたいつメン事件」と「英語でいつメンはなんと言うか」をみていきます。
「いつメン事件」について
「いつメン」の言葉がネット上で大きく取り上げられた出来事が2010年にありました。
アイドルのAKB48グループの1つである、名古屋の栄で活動するSKE48のメンバー4名(井口栞里さん、内山命さん、鬼頭桃菜さん、斉藤真木子さん)がいつも一緒に行動していたことから「いつメン」と呼ばれ、このメンバーがヲタと呼ばれるファンと私的交流を行っていた事が発覚し、恋愛禁止で知られる人気グループであったこともありワイドショーでも報道されるなどの騒動となりました。
当時はまだTwitterなどのSNSが普及していない時代で、2ちゃんねる(現・5ch)など限られたネット上でのことですが、「いつメン事件」とか「いつメン騒動」と呼ばれています。
英語でいつメンは何ていう?
いつメンを英語で表現する場合以下が該当します。
- usual faces(見慣れた顔ぶり)
- my crowd(自分とよく集まる仲間達)
- usual members(よくいるメンバー達)
- squad(行動を共にする人達 / スラングの意味合いがあります)