ネット用語の「糖質」は「統合失調症」の意味で使われており、統合失調症(とうごうしっちょうしょう)を略して「統失」(とうしつ)とし、同じ読み方の糖質を当てた事から由来しています。
「統失」が「糖質」と全く同じ意味というわけではなく、統失はそのまま病名を略しただけなので本当に病気を指しているのに対し、糖質は病気ではなくそれに近いような行動や言動を指します。
例えばTwitterなどのSNSで意味不明な事をつぶやいてたり、掲示板のレスでしつこく返答したりと、理解出来ないような行動・言動をしている人に対して使います。
相手を罵ったりディスる意味があるので使用には注意する必要があります。
2ちゃんねる(現・5ch)やニコ生では古くから使われており、おそらくは「統失」だと直接的な表現になることや、書き込む場所によっては統合失調症や統失がNG登録されていて書き込めなくなっていたり、実際には病気でない人を指す場合にも使えるなどの理由から「糖質」が使われだしたのではないかと予想出来ます。
糖質には以下のような使い方や表現があります。
- 糖質だろ
- 〇〇って糖質なん?
- 糖質に粘着されて困ってる
- もしかして糖質か
- 糖質にガチギレした
「統合失調症」と「糖質」それぞれの意味についですが、統合失調症はいくつか症状がありますが『監視されている』『自分の悪口を言っている』というような被害妄想や幻覚などが症状があらわれる精神疾患。
(本来の)糖質の意味は砂糖のように甘い(甘くない種類もあります)栄養成分。
血糖値を上げ脂肪を吸収しやすくする性質があるため「糖質制限ダイエット」も流行しています。
糖質が統失の意味だと知っている人は2021年時点でかなりネットに詳しい人に限られるため、Twitterなどでつぶやいても一部の人しかわからないかもしれません。
ネガティブな意味のため使われる頻度も少ないです。
また、糖質も統失のスラングですが、糖質をスラングにしたのが「シュガー」です。
こちらはかなりネットをやっていないと知らない用語なので、ほぼんどの場合通じないかと思います。