「ドンマイ川端」はYouTubeで活動する、2023年3月時点で33歳の柔道家・ユーチューバー。
本名は「川端龍」(かわばたりょう、龍は「りゅう」でなく「りょう」)。
5歳で柔道をはじめ、国士舘大学在学中の2009年には「全日本学生柔道」60キロ級で優勝、2011年は「講道館杯」60キロ級で優勝するなど活躍。
その後も企業に所属しながら各種大会に出場し、2019年にYoutubeチャンネルを開設しています。
こうした経歴から「元・柔道日本一」と称される場面が多々見られます。
本人のおもしろトークを活かしたゲストとの対談や、高度に仕込まれたコント形式、登場人物の素材を活かしたシュールな雰囲気を楽しむもの等、面白い内容の動画が中心となっており、時折真剣に柔道に打ち込む動画もアップされています。
炎上や他を批判して注目させるような ”手早く有名になりたいYouTuber” にありがちな手法でなく、地道に自分がやりたいコントで登録者数を増やし続けています。
柔道という真剣勝負の世界で、どちらかというと所謂「お堅いイメージ」のある柔道界の中では異彩を放つ存在ですが、柔道界の重鎮(篠原信一、野村忠宏、他 敬称略)からは柔道をより身近にする活動として川端に期待する声が聞かれます。
放送内容・配信スタイル
しっかりと流れを作り込んだコントや、シュールな笑いを取るゲストとのやりとり、ブラジャーをするなど視覚的にわかる面白い絵面、各地方の学校へ柔道の指導や練習に訪れつつ笑いを絡めたりと、おもしろ系の動画が中心にアップロードされています。
柔道の大会に参加する前などの様子など、真面目に柔道に打ち込む動画もあります。
トークはハイテンションの勢いで笑わすタイプでなく、流れの中でのアドリブであったり、信頼関係のある間柄だと上下関係なども気にせず鋭いつっこみなども見られます。
柔道界へのコネクションがあるため、びっくりするような大物柔道家なども出演があったり、スポーツ関連、特に格闘技関連のコラボも頻繁に行われています。
以下では川端の特徴が出ているいくつかの動画を紹介します。
- 柔道界とのコネを活かした動画
- 下の動画は、数々の世界大会やオリンピックで大活躍した篠原信一、野村忠宏、松本薫(敬称略)出演するという、川端でないと実現不可能であろう面々が集うドッキリの動画です。
こちらは川端のコントではありませんが、リアクションや最後の先輩へのつっこみなどが見どころです。
- ブラジャーがいつバレるか
- 女性ゲストを呼び、真面目に柔道を教えると言いつつ実は川端がブラジャーをしているという、定番になりつつある企画です。
- シュールな展開で笑いを取る
- あまりコント慣れしていない真面目そうな人を出演させて、川端の舞台上で次々とコントを展開。
この動画では元柔道家でフィジーク(ボディービル)の選手・渡邉勇人(わたなべはやと)さんをパンイチにして、世界で戦えるというドンマイ直伝のポーズ「マイサイド・ユアサイド」と「アイビリーブ」を教えています。
人物
- 生年月日は1989年11月29日で2023年3月現在33歳
- 身長は166cm
- 大阪府出身
- 食べ物で一番嫌いなのは椎茸、好きなのはオムライス、ラーメンは好んで自分からは食べない
- 以前から柔道の世界では面白い人物だと知られており、2011年の国内のビッグタイトルの1つ・講道館杯で優勝したときは監督から「インタビューが面白いから勝たせたい」と言われており、その時のインタビューでは『顔がベスト16みたいな顔なんで、なんとしても柔道だけは優勝したくて、頑張りました』と発言し会場の笑いをとっています
出来事
2019年
- YouTube開始
- 11月29日、YouTubeで「ニート柔道家(川端龍) YOU TUBE始めました。」を初投稿。
2020年
- ジャンクSPORTS出演
- 7月19日、フジテレビで放送のダウンタウン浜田が司会を務める「ジャンクSPORTS」に出演。
2023年
- BreakingDown8出場
- 5月21日、格闘家でYouTuberの朝倉未来が主催する1分間で戦う格闘イベント「BREAKING DOWN 8」(ブレイキングダウン)に出場。
格闘家のヒロヤと対戦し惜しくも判定負け。
用語集
放送を見る際に知っておきたい用語をまとめました。
イイにく | ドンマイ川端のブランドで、動画の中で本人やゲストが着用しているTシャツや柔道着に「イイにく」と文字の入ったものが頻繁に見られます。 名前の由来は誕生日が11月29日(1129、いいにく)であることから。 |
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師匠 | 柔道の先輩で全日本代表チームのコーチ(2020年10月現在)も務める秋本啓之の事。 以前は頻繁に動画に出演しており、家族ぐるみの付き合い。嫁は元バレーボール日本代表・大友愛さん。 |
私の使命 | 動画のタイトルを「〇〇は私の使命」のようなフレーズで付けられる事があり、「私の運命」というパターンもあります。 他のYouTuberが川端とコラボしたときの放送タイトルにも付けられる事があったり、リスナーのコメントでも「私達の使命」「我々の使命」といったフレーズが使われるなど、リスナーにも使われています。 |
三大龍(さんだいりゅう) | 川端龍と、羽賀龍之介、七戸龍の3人のユニットで、名前に「龍」が付いている事から由来しています。ただ、ドンマイは漢字は龍ですが読みは「りょう」。定期的に全員集まってリモートで動画撮影を行っています。雑談であったりリモートならではのドッキリ、追加のゲストを交えての企画などが行われています。 ドンマイ川端本人のTwitterでは『柔道界のアイドル派生ユニット三大龍とは 【柔道界から派生した3人組ユニットで、1番手の川端龍を筆頭に、中軸の羽賀龍之介と、1番ブスの七戸龍が3人で柔道界の明るい話題とイカしたフェイスを日本中に届けるアイドルユニット】です。』と紹介されています。 |
近柔(きんじゅう) | 柔道家との会話中に時々出てくる「キンジュウ」は「近代柔道」の略で、ベースボール・マガジン社発行の柔道専門誌。 1979年創刊の長い歴史ある専門誌で、選手紹介や全国の強豪校などの情報が毎月紹介されるなど柔道を志す人達の情報源でしたが、残念ながら2022年8月号(7月22日発売)をもって休刊となりました。 |
関連人物
秋本啓之 | ドンマイが「師匠」と呼ぶ人物で定期的に動画に登場、川端とは家族ぐるみの付き合いがあり娘たちも動画に出演することも。 普段は釣りが趣味で物静かな性格であるものの、川端にいじられる事でおちゃめな一面を見せています。 2010年世界柔道選手権 金メダルなどの実績がある柔道家で、2020年10月からは全日本代表チーム(73kg級・81kg級)のコーチに就任しています。 嫁は元全日本女子バレー選手で2010年オリンピックで銅メダルを獲得している大友愛さん。 |
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大友愛 | 2010年オリンピックで銅メダリストで、夫である秋本啓之とともに川端の動画に登場しています。 背景に映っているだけの場合もあったり、川端と協力して秋本へのドッキリを仕掛けるなども行います。 |
ぱんちゃん璃奈 | 明るいキャラクターと美貌を兼ね備えた無敗のキックボクサー(2022年現在)で、川端とは度々コラボが行われています。 お互いの実家が近かったため、勝手に川端がぱんちゃんの実家をプライベートで何度か訪れ、家族と仲良くなっている状態で、ぱんちゃんは無断で行くなとやや本気めに怒っているようですが、川端はあまり気にしていない様子。 |
長野じゅりあ | 看護師でありながら空手家・プロレスラーも行う美人YouTuberで、何度かコラボを行っています。 ぱんちゃん璃奈とも親交があるため3人で撮影を行う事もあります。 |
ウルフ・アロン | 2020年 東京オリンピック 100kg級金メダリストの柔道家。 テレビでの印象と大きく違う、親しみやすい性格を川端の動画で見せています。 |
佐々木健志 | ワールドマスターズやグランドスラムなどで優勝している柔道家。 日々柔道の稽古と家での筋トレに励む生真面目な選手で、川端がいなければ自らYouTubeに出ることは無いであろう物静かな性格。 穏やかで怒らないため川端のいじりの餌食になってしまうことも。 |
朝倉海 | 第3代RIZINバンタム級王者の総合格闘家で有名YouTuber。 コラボを何回か行っており、川端の事を面白いと評しています。 |