たぬかなはTwitch(ツイッチ)を中心に生配信を行う女性配信者、格闘ゲーム(鉄拳シリーズ)の元プロゲーマー。2023年10月時点で30歳。
2022年に自身のライブ配信中に「170cmの男性には人権がない」という発言で炎上した事で知られている。
似ていると言われるのはテレビプロデューサーのナスD、モデルの山本舞香、ペットロボットの「ファービー」、FPSゲーム・ヴァロラントのキャラクター「キルジョイ」。
2022年の炎上はプロゲーム界だけでなくネット全体、さらにテレビでも放送されるなど大きな騒動となり、所属していたeスポーツチームをクビになりスポンサーであったレッドブルも契約解除になっています(詳細は「出来事」の項目参照)。
その後約1年間は謹慎期間として無活動の時期を過ごし、2023年1月にそれまでのミルダムからツイッチへプラットフォームを移し、配信者として活動を再開。
歯に衣着せぬ発言とオブラートに包まぬストレートな表現で、その内容が時々ヤフーニュースで発言が取り上げられたり、X(旧Twitter)などで切り抜き動画が拡散されるなどが見られます。
2023年現在、たぬかなはツイッチで配信を行っており、サブスク登録していないユーザーは視聴することができません。
有料登録するか、アマゾンプライム会員の方は配信者1人だけサブスクでも無料視聴できる機能を使うかになります。
YouTubeには無料で視聴できる公認切り抜き「スナックたぬかな」がありますのでお試しで見ることも可能です。
放送内容・配信スタイル
顔出しでの雑談が中心で稀に外配信、弱者合コンなどのイベント開催、実家帰省の際は家族紹介なども行われます。
雑談は世間話からニュース、YouTuber界隈、プロゲーマー界隈、配信者界隈、過去の経験など。
意見や主張をストレートに表現し、スラングや略語も多用しテンポのいいトークである反面、元々の言葉遣いの荒さや口の悪さもあり、一定数からは煽りと感じたり炎上狙いと思われるようです。
状況に応じて変わりますが、一応たぬかながホビット村の村長(ホビットは「用語集」の項目参照)で、リスナーは村民というコンセプトとなっているものの、『たぬかなさんキレイですね、憧れです』といった単に持ち上げるようなコメントは好まず、立場は上下なく同じで、話の流れに合わせたノリが良かったり自虐、一捻り効かせたコメントを良しとしているようです。
反対に好まないコメントとしては、たぬかなだけでなくリスナーにもマウントを取るような内容。
人物
経歴
1992年11月21日生まれ、徳島県出身。
男子の比率が多い工業・技術系の高校に通っていた女子高生時代は、男子に混じり学校帰りにゲームセンター(ゲーセン)に立ち寄り、格闘ゲーム「鉄拳6」を競い合う生活を送り、高校卒業後は建築の会社に就職。
CADなど設計の業務を行うも過酷な労働環境(ブラック企業)により鬱病を発症し退職。
退職後はパチンコ屋などでフリーターとして過ごした後にユニクロでアルバイトを始め、3年後に正社員となります。
2016年からはCYCLOPS athlete gamingに所属のプロゲーマーとなり2017年には大阪を拠点に活動を開始。
日本では女性2人目のプロゲーマーとして注目されます。
そして2022年2月、170cm以下の男性に人権はないといった旨の発言(詳細は「出来事」の項目参照)がメディアに取り上げられ大炎上。
所属していたCYCLOPS athlete gamingとスポンサーのレッドブルから契約を解除されることに。
2023年にはツイッチにて活動を再開。
その他
- 出身は徳島県、2023年9月時点で30歳
- 身長151cm
- 野菜が苦手なため滅多に食べない
- 2022年に170cm以下人権ない発言の前からもゲームの世界では口が悪い事は有名で、世界的に有名なプロゲーマー・ウメハラ曰く『男女含めてたぬかなが一番口悪い』『口悪い唯一神でその下に5神が並んでる』と発言しています
- 「たぬかな」の名前の由来は本名の谷加奈(たにかな) からで、よく言われている地元徳島に多くいるタヌキとの掛け合わせという理由は少ないとのこと
- 最初に就職した建築会社(現在は倒産)はかなりのブラックで、ほぼ無いような残業代で長時間労働に休日出勤さやらされ、うつ病の診断を受け退職、当時は尿意なく突然おしっこを漏らすなどの症状がでており、退職後はみるみるうちに回復したとのこと
- 配信中の発言内容から、気が強く何を言われても動じないメンタルの持ち主と思われがちですが、実際はそうでなく、特に配信外のリアルでの人間関係では自身の発言内容や行動がどう思われているかをしばらく気にするなど繊細な性格
- 体の大きい男性がタイプで、好きな体型としてプロレスラーの棚橋弘至がよく挙がります
- 「170cm以下人権ない」発言で世間から恨みを買っていることを理解しており、怪しい行動をする人や、連けられているとわかった時などは、急所や刺されてはまずい箇所をバッグで覆うなど「一撃死」(一刺しで死んでしまう事)を警戒している
- 世間からは「炎上系」と見られているものの、あくまで正直な意見をズバッと言った事が炎上してしまう結果になるのであって、「へずまりゅう」や「ゆたぼん」など意図的に炎上させて注目を集めるYouTuberと同列に並べられている事を避けたいようです
出来事
2016年
- CYCLOPS athlete gamingに所属
- 11月13日、プロゲーミングチーム・CYCLOPS athlete gamingとプロ契約を結び、2017年からは拠点を大阪に。
2022年
- 身長170cm以下人権ない発言が炎上
- 2月15日、配信サイト・Mildom(ミルダム)での配信中に以下のような発言がX(旧Twitter)などのSNSを通じて拡散、テレビにも取り上げられるなど大炎上します。
- 170ないと正直人権ないんで
- 170cmない方は俺って人権ないんだと思って生きていってください
- 170あったら人権が生まれてくるんで
- ちっちゃい男に人権あるわけないだろ調子乗んな
話の経緯としては、出前配達サイト・Uber Eatsで注文し食べ物を受け取った後、男性配達員がなかなか帰らず再び部屋のインターホンを鳴らしてきて、『タイプなので連絡先交換してください』と言われ恐怖を感じたといい、その配達員の身長が低かったこともありそのような発言をしていました。
騒動を受け、所属していたeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」は同月17日に契約解除を発表。
後日スポンサーだった栄養ドリンクメーカー・レッドブルからも同様の処置となりました。この放送ではわずか30人ほどの視聴者しかいなかったもののこれほど炎上したのは、とあるプロゲーマーがインフルエンサーに伝え広めようとしたというネットの考察もあります。
2023年
- Twitch開始
- 1月、約1年の休止を経て、プラットフォームもミルダムからツイッチに移り配信を再開。
これまで格ゲー界隈の一部のみの知名度が、良くも悪くもこの件をきっかけに一般層へも広まることとなり、これまで数十人だったのが8000人の視聴者が集まりました。
4月25日には「他者への性的嫌がらせ行為」を理由にTwitchをBAN(アカウント一時停止)となっています。 - グラビアに挑戦
- 6月12日、巻末ではあるものの少年誌「ヤングマガジン」のグラビアに登場。
水着を披露、配信では「グラビアアイドル」もやっているというネタにしています。 - NOEZ FOXXに加入
- 7月、人気グループ・Repezen Foxxのメンバーである「DJふぉい」「DJ脇」が中心となり設立したゲーミングチーム「NOEZ FOXX」(ノーイージーフォックス)のストリーマー部門に所属。
- 弱者男性合コン開催
- 10月28日、弱者男性と弱者女性を集めた合コンを秋葉原で開催、ネット上で大きな話題となります。
応募は4700人あり、低収入や健康面での不安がある人達をたぬかならが選考。
進行はたぬかな、人気グループ・Repezen FoxxのDJふぉい、DJ脇がつとめ、男女12対12で3つのテーブルを囲み、その様子はツイッチで配信されました。
用語集
放送を見る際に知っておきたい用語をまとめました。
ホビット | 身長170cm以下の男性をの事をホビットと呼んでおり、「ホビ」と略す事も。 同名の映画から由来している用語で、ネットでは身長が低い人の事を揶揄を含んだスラングとして使われていました。 170cm以下人権ない発言での炎上を受け、ネタとして使われるようになり配信では最もよく使われる用語。 |
---|---|
スナたぬ | 公認の切り抜き動画がアップされているYouTubeチャンネル「スナックたぬかな」の略で「スナたぬ」または「すなたぬ」。 2024年現在は基本的にTwitchの有料会員またはアマプラ会員しか放送を閲覧できないため、無料でたぬかなの放送を見る手段としては「スナックたぬかな」で、時々放送中に本人の口から言及があります。 → スナたぬへ |
阿波谷薫尼 | 2014年1月にたぬからリスナーが描いた、特徴を捉えつつ面白おかしい似顔絵が好評で、たぬかなの動作に合わせて動くようにVTuber化して配信を時々するようになり、さらにこの絵のキャラを進展させ、頭を丸めて網代笠(あじろがさ)を被った修行僧のような見た目にしたキャラクターが「阿波谷薫尼」。
読み方は「あわやくんに」で、阿波谷が苗字で薫尼が名前。 |
どんぐり | ホビット村(たぬかな村)の村長というコンセプトがあるため、村長への貢物として配信での投げ銭(ギフト)について、高額なものはイノシシとかシカと表現し、少額の場合はドングリと表現しています。 放送に来たらワンドリンクならぬ「ワンドングリ制」としています。 |
じゅんこ | 母親(実母)のこと。こうじの嫁。 実家帰省の際に顔出ししており、たぬかなに似ている。酒好きでタバコもヘビースモーカー(セブンスター)であったものの借金 すみこと共に、旦那(たぬかなの父)の遺した徳島の家に住んでいる。 |
すみこ | 父親方の祖母。 じゅんこの義母にあたり、一緒に徳島に住んでいる。 旦那は「かずお」ですでに他界、36人の女性と浮気していたり性格が悪かったりと今でもすみこは根に持っている。 |
なおと | 実弟のこと。 かわいい系のイケメンであるものの、身長165cm、靴のサイズ23cmのホビットに属する。 元自衛隊で2023年現在は徳島で有名な企業に勤務、既婚、子供が1人(2023年時点)いる。 父親の借金(正確に言うと実家の抵当)550万円をたぬかなと共に支払っている。 |
姉 | 実姉がおり、たぬかなのような性格とは違い静かなようです。 名前調査中。 |
こうじ | 実父のこと。じゅんこの(元)旦那。 ガラケーで通信が従量課金の頃(こうじ当時40歳位)にパケ死したり、自身のラーメン店の口コミに本名で「おいしい」と自演書き込みをしたりと、ネットリテラシーの低いエピソードが多々ある。 自分の稼ぎ以上に見栄や贅沢のためにお金を使ってしまったり、障害者のもの真似をするような、現代社会では冗談で済まない不謹慎な発言や行動をする人だったという反面、家族思いで、たぬかなが家庭の借金返済のために高校卒業と共に風俗やキャバクラで働く事を提案したところ本気で止められたり、人権ない発言で炎上し落ち込んでいる時期に入院中の病院で「負けるな」と励ましていた。 タバコはメビウス(マイルドセブン)を吸っていた。 |
トロル | デブのこと。 ゲームの中で同名のモンスターが太っている事から由来。 ホビットに続き、肥満叩きの際に使われます。 |
弱男(じゃくだん) | 弱者男性(じゃくしゃだんせい)の略で、低所得で独身・障害・低身長・肥満・情弱など異性に好まれる要素の少ない男性を指し2023年からネット上で頻繁に使われ始めた用語。 配信中に頻繁に使われており、リスナーは基本弱男であるという前提・ネタで話が進みます。 2023年10月28日にはたぬかな主催で「弱者男性合コン」が開催されています。 |
猫 | ペットに猫を4匹飼っており(2023年時点)、全て捨て猫・保護猫。 名前はそれぞれ「える」「るる」「みる」「もる」で、最後に「る」が共通している。 弟が捨て猫を保護する活動をしており、そこでの名前がそうであったため引き継いだ。 2022年以前は「しんちゃん」もいたが、他猫と相性が悪く近所に住む親戚に預けることに。 |
みーちゃん | ペットの飼い猫「みる」のこと。 4匹の飼い猫の中で一番放送に登場しており、話の区切りに「なあみーちゃん」と撫でながら話しかけるパターンがよくみられる。 分泌物によりお尻が臭く、口(息)も臭い。 |
ちん凸 | 男性がスカイプやディスコードなど映像を映す事ができるツールを使い、女性に男性器を見せる行為のこと。 読み方は「ちんとつ」。 ネットに慣れていない方にはにわかには信じられないような行為ですが、古くからネットに存在する変態行動。 毒舌が受けたのか、ちん凸したい男性の要望がコメントで多々見られたため、放送外でちん凸を受け付け1回1000円で男性器を評価いた時期がありました。 なおちん凸で得た収入は寄付に当てています。 |
村 | 自分が「村長」 YouTubeなど他の配信プラットホームで配信している時に「早く村に戻りたい」というような使い方をします。 |
のんちゃん | 地元の友達で女性マネージャー。 料理など身の回りの世話をしているため頻繁に名前が挙がります。 マスク姿で放送に映り込んだり、たぬかなのX(旧Twitter)にも見られます。 |
美馬とし子(みまとしこ) | 徳島の繁華街にある「美馬とし子レディースクリニック」の院長。 地元徳島にいた頃に診察を受け『綺麗ねぇ』とたぬかなの性器を褒められた事があり、周辺には夜の店が多数ある地域であるため、数々の女性の性器を見た中での発言であろう事から自信に繋がった模様。 女性器の話題になった際には、度々この話が挙がる。 |
穴モテ | 穴は女性器を指し、モテは異性からモテる事、これらを組み合わせた用語。 簡単に男性に性体験をさせるからチヤホヤしてくれ優しくしてくれる事を「モテる」と勘違いし、実際は「穴」がモテているだけの事を意味します。 たぬかなが女子高生時代にゲーセンに通っていた際に穴モテ状態だったといい、実体験としてセックスをすることで周りの男達がどのようになるかを理解しているため、配信中にもよく使われる言葉。 |
ガルバ | 女性が接客する夜の店・ガールズバーの略。 「ガルバで働いてたとき」というフレーズが時々使われますが、これは2022年の炎上後の休止期間中にガールズバーで働いていた時のことを指します。 |
関連人物
調査中 | 調査中 |
---|
リンク
- なし