「永久NG」はニコニコ生放送(ニコ生)で使われる用語で、匿名の視聴者(通称:184リスナー)が放送主にNG登録された場合、1週間後には自動で解除されていましたが、2023年11月28日からは一度NG登録されたユーザは放送主が解除しない限り永久に解除されない仕様へと変更されたことから、以前と区別する意味で「永久NG」と呼ばれるようになった用語です。

ニコ生はユーザーがパソコンやスマートフォン(スマホ)から生放送ができ、視聴しているリスナーがコメントを書き込んで放送主とのコミュニケーションを楽しめるサービスです。

NGに登録されると、これまで通り放送を見るのはもちろん、コメントも書き込むことは可能ですが、放送主や他のリスナーには見えておらず、自分だけコメントが見える状態になります。

また、プレミアム会員であればニコ生ゲームなどのツールをリクエストできますが、この機能が使えなくなったり、無料会員も行えるニコニ広告も使えなくなります。

そのため自分がNGに登録されたかどうかはこれらをその放送で使用出来るか試すと、自分がNGにされたかどうかがわかります。

NG登録されてもニコ生全ての放送でそうなるわけではなく、あくまでその放送主が行う放送のみであり、他の放送ではNGにはなっていません。

以下ではニコ生以外ではあまり見かけない機能「184」についてと、永久NGが開始された時に配信者やリスナーの間で話題になったかな背景などを解説します。
さらに詳しく理解する場合はご覧ください。

ニコ生の184(匿名コメント)について

ニコ生ではリスナーがコメントする際、ユーザIDを隠してコメントすることが可能で、電話をかける際に番号を非通知にする184にちなんで、こうしたコメントを「184コメント」(いやよこめんと)、それらのリスナーを「184リスナー」(いやよりすなー)と呼んでいます。

184コメントにはユーザIDの代わりにランダムに生成された仮の英数字が付けられており、このIDをNG登録することも可能ですが、ニコ生の仕様でこのランダム生成のIDは1週間に一度(メンテナンス後)リセットされます。

そのため同一ユーザであっても新たなIDになってしまうので 以前行ったNG登録はその時点で無効になります。

それが2023年11月28日からは1週間ごとに変わる184の仕様はそのままに、NG登録は本人が解除しない限り永久に続くことになりました。

リストに戻る

NG登録について

ニコ生で「NG」というと、リスナーが放送者含めその他のユーザをNGにすることや、運営があらかじめ設定しているNGワードなども指しますが、ここでは上の項目でも説明してきた「放送者NG」の説明です。

放送者が登録できるNG設定は以下の3つ。

  • 特定のワード
  • 特定のコマンド
  • ユーザーID

特定のワードは予め登録しておいたワードがユーザのコメントに含まれていた場合に非表示となり、コマンドは特殊な文字列で読み上げ機能などの声を変えたりなどができるもので、これを禁止することができます。
今回対象となるのは3つ目のユーザIDで、上でも触れましたが、登録されると解除されるまで続き、書き込んだコメントは自分にしか見えていない状態となります。

コメントビューワという、配信中のコメントを見やすくしたり様々な機能を使えるツールにもNGを設定する機能がありますが、公式サイトの画面上で行う操作とは別となるので、ツール上のNG設定となります。

リストに戻る

なぜ永久NGが話題になったかの理由

永久NGの仕様がニコニコ公式から発表された時、有名配信者の放送であったりX(旧Twitter)などのSNSやネットの書き込みで話題になりました。

ニコ生以外のユーザ配信サイトでは184機能がそもそもないサイトがほとんどであり、さらに1週間でその184IDが切り替わるのはニコ生が特殊なケースといえ、こうした匿名性や緩いルールが面白いコメントや気軽に書き込める環境を生んでいたという声が多く見られます。

反面、心無いコメントや誹謗中傷などを増やしている要因ともいえ、今回このような仕様変更に至ったと考えられます。
リスナー、特に古くから利用している人たちにとってみると、ニコ生特有の仕様が緩和され他サービスに近づくことで昔からの「ニコ生らしさ」が消えてしまうという懸念があるようです。

なお、永久NGの言葉自体はニコ生固有・特有の名称ではないため、他のサイトやサービスでも永久にNGできる機能がある場合は「永久NG」という言葉が使われることもあるかもしれません。

リストに戻る

Pocket

   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です