「ガチ勢」は本気の意味がある「ガチ」と、軍勢とか勢力の意味の「勢」を組み合わせてつくられた造語で、ゲームなどを「本気で取り組んでいる、かなり高いレベルのプレイをする人たち」という意味合いで使われる用語で、読み方は「がちぜい」です。
一言でいうと「レベチな人達」といった捉え方でいいかと思います(レベチは「レベル」が「レベルが違う」という意味)。
主にゲームがうまい人達に使われますが、他の分野にも使われることも多々ありますので、前後の会話の内容などで「何のガチ勢」なのかを判断する必要があります
「〇〇ガチ勢」という表現もあり、例えば「グルメガチ勢」食べ歩きやお店に詳しいなどグルメに秀でた人達という意味になります。
反対に本気でなく軽い気持ちで楽しんでいる人達のことは「エンジョイ勢」といいます。
エンジョイ勢の詳細はこちら「エンジョイ勢とは?」をご覧ください。
ガチ勢の使い方は以下の通り。
- 俺下手だよガチ勢じゃない
- ガチ勢にはかなわないけどそこそこやり込んでる
- あの人ガチ勢だよ
- ガチ勢怖いよね
- マリカーガチ勢に怒られそう
ニコ生などの生放送サイトでは時々「ガチ勢怖い」というコメントを見かけることがありますが、これは普通のプレイヤーがゲーム配信などをしている時に過剰なアドバイスであったり、相当なテクニックがないと出来ないような事を言ったり、命令口調でコメントするなどがされるなど、それらはガチ勢が書き込んでいると思われていることがガチ勢怖いと言われてしまう所以です。
もともとはゲームの分野で使われていた用語で、勝ち負けに徹底的にこだわったり、すごいテクニックを持った人、ハイスコアを徹底的に追求、かなり難易度の高いステージをクリアするなどの通常のプレイヤーではないレベルにいる人達を「ガチ勢」と呼んでいました。
主に2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)やニコニコ動画などネット上で使われていて、ごく一部のネットユーザーが使っているのみの用語でしたが、2010年頃からツイッターなどSNSの普及とともに知名度が上がったのと同時にゲーム以外の分野でも使われるようになってきました。
2021年現在ではネット掲示板での書き込みはもちろん、ツイッターでも頻繁に見かけ、テレビや雑誌やラジオなどでも時々見聞きするほど知られる言葉となりました。
ネットやゲームをやっていなかったり、情報にあまり敏感でない人を除き、10~30代の年齢層にはかなりの知名度があります。
ただ、以前は本当に手の届かないくらい圧倒的な凄さがある場合のみに使われていましたが、少しずつそのハードルは下がり今は「かなり凄い」とか場合によっては「普通レベルより上」程度でも使われる場面を多々見かけます。
一時的な流行りでなく、かなり定着したネット用語の1つであるため、今後も使われ続けるかと思います。