「エアプ」(エアプレイ、エアプレイヤー)は架空や実体が無いといった意味がある「エア」と、プレイの「プ」を組み合わせた用語で、経験(プレイ)していないにも関わらずあたかも経験済みであるかのような言動や態度を取ることですが、単に「プレイしていない」という意味だけで使われる事もあります。
必ずしも経験したかしないかが問われるというよりは、知識が足りなかったり明らかな経験不足や知見がない場合も含まれる事もあります。
「発言に重みがない」「中身がない」「知識が乏しい」といったあまりいい印象出ない場合に使われる事が多く、時々自虐ネタとしても使われる事もあります。
似たような言葉として挙げられるネット用語としては、知識が浅かったり便乗するだけの「にわか」や、「知ったか」(知ったかぶり)が該当するかと思います。
使い方や表現はこちらです。
- 今日エアプ勢多くないか
- ほとんどエアプじゃん
- エアプかよ
- わかりづらくてエアプがマニュアル作ったのかと思った
- あの人はエアプで言ってるからね
- それ簡単だと思いますよお(エアプ)
- エアプだけどここまでやったった
エアプという言葉がいつ頃から使われはじめたのか、はっきりした時期は不明ですが、元ネタとなっている「エアギター」からの流れで「エア〇〇」が2000年代に流行し、その後に出来たものと推測されます。
ネットでの書き込みを見ると2010年頃にはすでに「エアプ」が見られ、当時はそのゲームをやっていないのに、やっているかのように得意げに語るといったようなゲームの世界でのみ使われていました。
その後ツイッター等のSNSとともにゲーム以外でも使われるようになり、2016年頃には10~20代前半の若者の会話でも耳にするようになりました。
2019年現在、ネット上でもリアルの世界でも若者を中心に頻繁に使われるようになりましたが、ゲームやネットに触れていない30代以降の年代には全くと言っていいほど知名度がない状態となっています。