「ゆるぼ」は「ゆるく募集」を略した用語で、急ぎであったり緊急性の無い募集を意味します。
募集はするけど、それに対しての応募や希望者がいればいいなという程度の、緩い募集をする際に使われ、TwitterやFacebookなどのSNSなどを中心にネット掲示板での書き込みでも見かけます。
「ゆる募」「緩募」「ユル募」「ユルボ」といった表記も目にしますが、圧倒的に「ゆるぼ」が多いです。
ゆるぼの反対語としては「急募」などが挙げられますが完全に当てはまるとは言えず、それより近い意味合いのものとしては「ガチ募」というネット用語がありますが、あまり使われていない状態で知名度もありません。
ネット以外のリアルな世界ではめったに見聞きはしませんが、稀ではあるものの雑誌で目にしたり、ネットに詳しい方との会話、オフ会などでも耳にする事はあります。
以下のよう表現や用法、使い方があります。
- 【ゆるぼ】ドラクエウォークのフレンド
- 駅の近くで美味しくて雰囲気のいいお店ゆるぼ
- ゆるぼ 今日の夜秋葉原にいる人
- 今日渋谷に集まれる7人ゆるぼです!こっちは5名います
- ゆるぼ:ベースできるバンドメンバー
- まったり出来るBGMゆるぼ
- ゆるぼ!英語話せる人
何か教えて欲しい事、一緒に行動出来る人、人手不足、条件に合う人、などなど様々な募集で使われます。
Twitterでは上の例文の一番上に書かれている【ゆるぼ】のように、カッコを最初に付けた後に募集内容が書かれたツイートがよく見られます。
また、長期的に募集する場合などは「【定期】新宿でフットサルできるメンバーゆるぼです。DMください。」のように「定期」というネット用語を組み合わせるパターンが見られます。
ネット用語としての「定期」は、定期的にツイートしている内容ですよというような”ことわり ”としての意味合いがあります。
詳しくは「ネットで使う定期の意味を解説」をご覧下さい。
ゆるぼがいつ頃から使われ始めたかの元ネタや発祥ははっきりしませんが、2010年頃からはすでに2ちゃんねる(現・5ch)のようなネット掲示板であったりTwitterなどのSNSで使われています。
2019年現在では古くからのネットユーザーであったりSNSを使っている方にとってはある程度知られた用語ですが、ネットを使っていない方にはほとんど知られていない用語です。
ただ、古くから使われているネット用語の1つであり、流行り廃り関係なく使われる言葉なので、今後も無くなることはなく一定数のユーザーが使い続けるのではないかと考えられます。