「えんちょつ」は、「配信の延長おつかれ様です」「延長お疲れ」「延長おつかれさま」「延長乙」(乙はお疲れ様の意味)などを略した用語で、「延長」と「おつ」の組み合わせが語源となっています。
ライブ配信の世界で使われる言葉で、時間がくると自動で放送が切れてしまう仕様の配信サイトである場合などに、配信者が延長ボタンを押すなどして配信が継続される事がわかった際に、視聴者から「えんちょつ」というようなコメントをして感謝を伝える意味があります。
えんちょつの使い方は以下の通りです。
- えんちょつ~
- 嬉しい!えんちょつ!
- えんちょつです!
- 3回目えんちょつー
- えんちょつありがとう
- よかったえんちょつ!
- えんちょつしてくれたんだね
配信界隈では古くから使われており、発祥は2010年頃のニコニコ生放送(ニコ生)で、当時のニコ生は1回の配信が30分で、延長するには延長手続きが必要であったため「えんちょつ」が誕生しました。
また、この1回30分の配信が「枠」(わく)と言われるようになり、「配信 = 枠」という意味合いから配信する事が「枠取り」に、そして「枠取りお疲れ様」略して「わこつ」という用語も生まれています。
その後ニコ生以外にも「ツイキャス」「ふわっち」「YouTube Live」「Twitch」など配信サイトが増え始め、それらのサイトでもリスナーが使うようになりました。
また配信以外の世界でも何か延長がなされた際に使われる場面も時々見かけます。
ただ2020年頃からは、以前のようにいちいち延長するための作業を挟むサイトは稀であり、あっても設定で自動的に延長を行う場合が多く、使われる頻度は少なくなっています。