「ボット」または「bot」は、ロボット(robot)を略した用語で、人間が手動で行うのではなく、プログラムによって自動で行われる動作として使われる用語で、インターネットボット(Internet bot)とか、Webボットとも言います。
例えば、SNSのTwitterに決められた時間にツイートするようにしたり、目的の情報や画像をネット上から探して保存したり、インターネットオークションにて定められた価格と時間で入札したりなど、人間が行うと時間と手間がかかる作業を瞬時に行えます。
使い方によってはかなり便利で有益なものになる一方、ライブチケットなどの予約をボットで大量に購入し価格を上乗せして転売するなどの迷惑行為も横行していたり、ネットを巡回してメールアドレスを収集して世界中に迷惑メールを送信するなどのスパムボット、コンピュータウィルスを仕込んだPC群を繋いだボットネットなど悪意あるボットも多数存在しています。
他にも「チャットボット」という言葉も見かけますが、こちらも同じくチャットの答えを自動化したもので、ユーザーがネット上でチャットの欄に文字を打ち込むと、オペレーターなどが手動で返答するのではなく、予め決められた答えをボットが返答して解決するもので、近年ではAIも使い回答の精度を上げたものも普及が進んでいます。
以下のようなボットの用語としての使い方や表現があります。
- 人間かと思ったらボットがリプライしてたのか
- ゲームで使えるbot作ってみたけどうまく動くかな
- なんかボットみたいに決められた時間に同じような事投稿してるけど人間だから
- あれ絶対bot使ってると思う
- bot使われたらあの限定品は絶対に人間が買えない
ネット用語としてはかなり古くから使われており、当時はまだパソコンでインターネットをする人もあまり多くなかった1990年代から一部のコンピュータやプログラムに詳しい人の間で使われていました。
その後2000年代になるとインターネットの普及と共に少しずつ知られるようになり、2010年代ではツイッターであったり様々なSNSでも見かけるようになり、スマホ・PC問わずネットをやっている人には少なからず見かける機会が増え、知名度もかなり上がっています。