「ナマポ」は「生活保護」や「生活保護受給者」を指す用語です。
後述する不正受給のイメージもあり、あまりいい意味で「ナマポ」が使われる事は少なく、蔑称に近い意味合いで使われる場面が多いです。
語源となっているのは、生活保護の生と保で「生保」で、これを「ナマポ」と読むようになりました。
おそらく「生保」(せいほ)では生命保険と区別がつかなくなるため「なまぽ」になったと考えられます。
ひらがなで「なまぽ」や「生ポ」という表記も見かけますが、「ナマポ」の表記が一番多いです。
以下のような使い方と表現があります。
- 俺もナマポになろうかな
- 最低時給で働くよりもナマポの方が多く貰えるのか
- ナマポでパチンコっておかしいだろ
- ナマポとかいう勝ち組
- あの人ナマポになったんだ
以前はネットに詳しい人のみが使っているだけでしたが、2012年にお笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親と親族が生活保護を受けている事が報道され、掲示板であったりツイッターやSNSなどで「ナマポ」や「ナマポ芸人」という言葉が多数使われたり、テレビや雑誌でも取り上げられた影響で、広く認知されるようになりました。
生活保護の受給は、親族による援助が受けられないという条件もありますので、河本さんの収入を考えると援助するのに十分であったため、不正受給ではないかとの批判が起きました。
上記のような騒動もあり、ネットやSNSをやっている方にはある程度の知名度があると言えますが、やらない方にはまだまだ知られてない状態です。