「津軽ねぷこ」は青森県の津軽地方を拠点に活動する「ご当地VTuber」。
VTuber事務所などに所属しない所謂「個人勢」。
主な活動プラットフォームはYouTubeで、独特のクセになる喋り方で繰り広げる面白ネタ動画やショート動画、YouTubeライブでの生配信が行われています。

VTuberは自身の姿をアバターで表して活動するYouTuberの事で、ご当地VTuberは自身が住んでいたり馴染みの深い地域の情報や話題を発信するVTuberの事です。

外観はピンクのセミショートの髪にカチューシャ、青森の名産品であるりんごの髪飾りに、セーラー服が特徴(学生という設定ではない)。

「津軽弁を広める」としてYouTubeを開始したのは2019年11月で、きっかけはその前月に幕張メッセ行われたイベント「FAVRIC 2019」でのVTuberらの活躍を見て「私もこうなりたい」と思ったことから。

動画の内容は津軽弁講座や時事ネタを面白く伝えるもの、身近に起こった事を主張するもの等。
ライブ配信では近況やラジオ形式でリスナーから募集した内容についてのトークなどが行われます。

自ら動画編集を行っており、ショート含めた動画投稿数は極端に少ないものの、ネタの面白さはもちろん構成や展開、発言の間(タイミング)なども凝っており、編集にも時間がかかったとわかるような力作が多い印象。
ライブ配信も定期的に行われていて、本人曰く「生放送が苦手」ということもあり、動画のような軽快なトークではないものの年々克服している模様。
他ご当地VTuber、YouTuberらとのコラボ放送も時々行われています。

喋り方について

その独特の喋り方の説明が難しいので実際に動画をご覧ください。
低音ボイスで何か悪だくみしてそうな雰囲気、そして津軽弁のイントネーションでネタが進行されます。
ただこの喋りは動画の時で、ライブ配信では地声の場面が多いです。

ラップバトル

実は過去にラップバトルも行われています。
動画は酒クズ系VTuber「今酒ハクノ」とのラップバトルで、そのクセになる喋りは健在。

VTuberプロフィール
愛称 ねぷこ、ねぷこちゃん、ねぷこさん
初配信日 2019年10月23日
ファンネーム 津軽過激派
ファンマーク
ハッシュタグ #津軽過激派 (ファンネーム)
#津軽ねぷこ (総合)
ママ(イラストレーター) ゆーFOU
メンバーカラー
所属 なし
主なゲーム
前世 なし
ニックネーム、呼び方
  • (VTuberプロフィール参照)
配信サイト
ニコニコ
津軽ねぷこ
YouTube Live
津軽ねぷこch
SNS
Twitter
津軽ねぷこ@動画勢Vtuber
Instagram
tsugaru_nepuko
分類
活動場所
カテゴリ
VTuber / 女性 / 雑談 / お笑い系 / 東北地方

放送内容・配信スタイル

活動拠点はYouTubeがメインで、「動画投稿」「ショート動画」「ライブ配信」が同程度の割合となっています。
自らは「動画勢」と名乗っておりネタ動画を得意としています。

津軽弁のイントネーションと独特の低音ボイスが大きな特徴。
動画及びショートでは津軽弁の解説であったり、趣味であるパチンコでの話・時事ネタ・地域ネタなどの内容が中心で、自虐ネタが入っていたりどんでん返しがあったりとネタ内容も良く動画の質も高い面白いものが多い反面、編集に時間がかかってしまう事もあり、投稿数が少ない状態。

ライブ配信ではラジオ形式でリスナーから寄せられた話を読み上げる定期配信や、記念日配信、他VTuberらとのコラボも時々行われていて、動画の時では見られない素の部分であったり、気さくでまじめなねぷこが見られます。

ただ「生放送は苦手」と語る通り、資料を探すなどの別な作業が合わさると無言になってしまったり、司会のような進行役が特に苦手のようですが、以前と比べると着実に改善しているため今後に期待されます。

「どんだんずー」の挨拶や「へばのー」でさよならの挨拶、職業を「刺身にたんぽぽを乗せる仕事」や、アンチを「津軽弁レジスタンス」とするなどユニークな表現も魅力。

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人物

  • 青森県弘前市出身、身長155cm、誕生日は8月1日20歳(2020年、年齢はVTuber年齢(歳が変わらない)と思われます)
  • 着用しているセーラー服は実際にねぷこが登校していた中学の制服を元にデザインされたもの
  • 学生時代の当時のねぷこは「田舎の青森でやってられるか!」という思いで東京へ上京するも、就職活動での面接アドバイスでは「方言は失礼だから直して」と言われ、10代の多感な頃のねぷこは傷ついてしまい青森に逃げるように帰ったそう(その後東京・青森を行ったり戻ったりしていた)
  • 昔パチ屋店員をしていたこともあり、今でもパチンコをやっている、リスナーから生涯収支を問われると『車一台買えるくらい』負けているとのこと(2024年)
  • 東京ではアミューズメント施設などでアルバイトをしていた
  • 社会人となり東京で働いていた時期があったものの、津軽弁の方言、特にイントネーションを度々指摘され、それが繰り返されていたためつらい思いをしていた、こうした経験から方言への理解を深める目的も活動の1つのきっかけとなっている
  • VTuberを始めてから間もなくの時に、X(旧Twitter)でバズるなどしてチャンネル登録者数が増えると、絡みのあったVTuberらのDiscordチャットルームを追い出されるなど界隈の嫌な部分を見てしまい、一時期VTuberをやめるつもりでいた
  • コラボ企画のネタとして収録したものを、動画編集が終わらずズルズル引きずってしまいなんと1年半後に公開したものもあるなど、編集に力が入りすぎたり考えすぎたりして進まないことがあるようです
  • お酒は年に数回程度しか飲まない、飲む時は梅酒が多い
  • 少女小説「マリア様がみてる」はすべて読むほどのファンで、その後に見たアニメ「アイカツ!」にもハマっていた

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出来事

2019年

Vtuberデビュー
11月、初動画投稿しVTuber活動を開始。
VTuberになったきっかけは2019年9月29日に千葉県の幕張メッセで行われた、VTuberと直接会話が出来るリアルイベント「FAVRIC 2019」(ファブリック2019)で、もともとVTuberが好きで見ており大ファンだった「ピンキーポップヘップバーン」(Pinky Pop Hepburn)や、「ミライアカリ」「電脳少女シロ」など豪華メンバーの出演で盛り上がっている様子を見て感動したことから。
なお初投稿は2019年10月23日ですが「#0」とナンバリングされており、次の11月16日の動画が「#1」で「はじめまして」となっているため、正式には11月がデビューとしているようです。
周年記念日でも11月16日に配信が行われています。

2022年

津軽ねぷこクリスマスケーキ販売
12月、ケーキ通販のPRIROLL(プリロール)から「津軽ねぷこクリスマスケーキ2022」販売。
「2022何もしてないVTuberランキング1位」と自虐ワードを冠して生放送を行うなど、動画投稿などが少なかった中での発表でした。

2024年

チロルチョコとのコラボ
9月、VTuber10組らと共に小さいチロルチョコ「プチロル」リニューアル記念コラボが行われました。
各VTuberらのグッズやポストカードプレゼントであったり、チロル本社に訪問したり、「青い森のゆめ」のドッキリ動画などもアップされています。
参考:「青い森のゆめ」とは?
青森県とのPRコラボ
11月、東北の魅力を伝える「東北六県観光展」に出演。
大阪梅田の地下街「ディアモール大阪」の円形スペース「ディーズスクエア」にて行わたイベントで、会場モニターにねぷこが登場し青森をPRしました。
ねぷこにとっては大きな意味があったようで、以前は青森が田舎で嫌いだった経緯と反対に自分が青森をPRするというジレンマから、これまで公的機関からの依頼は受けない方針でいたものの、熱心な担当者からのアプローチで本気で青森を盛り上げたい事、なんとかしたいとう気持ちを感じ取り、ねぷこの中で考えが少しずつ変わってきて、今回の青森県からの依頼を受けることになったとのこと。

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用語集

放送を見る際に知っておきたい用語をまとめました。

津軽過激派 「津軽を過激に盛り上げていく」ことを指しており、ねぷこ本人やねぷこを応援するファンの事を指す言葉(ファンネーム)。
どんだんず 「どうなってるのさ」という意味合いの津軽の方言ですが、ねぷこの動画やライブ配信では、開始時の挨拶として「どんだんず~!」のように使われる用語。
本来の意味としては「なんてことだ」「それってどうなの」「何なの」であったり、「どうするの」(これから何をするの)とうニュアンスなので、挨拶としては使われていない言葉。
「どんだんずー」で始まり、放送終了時の挨拶は「へばのー」で終わる流れです。
元ネタとなっているのは青森のラジオ番組「今週のどんだんず」から。
へばのー 放送終了時の挨拶として使われる用語。
青森や秋田の方言で「へば」は、「じゃあ」「それじゃあ」という意味なので、「へばの」とか「へばな」だと、「それじゃあね」「またね」という意味になります。
津軽 青森県西部のエリア、津軽地方の事。
ねぷこが生まれ育った弘前市(ひろさきし)もこの場所にあり、弘前の他、青森市・つがる市・五所川原市など青森主要の都市が集まる場所(狭義では青森市は含まれず)。
ねぷこが広めようとしている津軽弁はこの地域で話されており、冬の厳しい寒さで口をあまり開かなくてよい、且つ短い言葉で伝わるよう、独特のイントネーションと言葉遣いが特徴。
ねぷラジっ! 定期的に行われるYouTubeライブ(生配信)の名称で、「津軽ねぷこの津軽弁ラジオ」の略。
リスナーからの質問を読んで答えたり募集していたネタを発表したり、リスナーと通話するコーナーなどラジオ番組形式で行われます。
以前より「津軽弁でラジオ配信【タイトル未定】」として名前が付いていないライブ配信が行われていましたが、2021年後半頃より「ねぷラジっ!」と名付けられました。
刺身にリンゴを乗せる仕事 ねぷこがVTuberでないリアルな自分の仕事を「刺身にリンゴを乗せる仕事」と言っています。本当にそういった仕事をしているわけではなく、ユーモアを交えた表現で自分の仕事をそう呼んでいます。
元ネタとなっているのは、ネット上で使われる「誰でもできる簡単な仕事」を表現する「刺身の上にタンポポを乗せる仕事」を文字って青森特産に変えたものです。
なおスーパーで販売されている刺身に乗る黄色い花はたんぽぽでなく食用菊です。
わのなめ 動画の最初の自己紹介の際に使われることが多いフレーズで「私の名前は」の事。
青森の方言で「わ」は「私」で、接続語の「の」に、「なめ」や「なめっこ」は「名前」の事です。
「わのめは津軽ねぷこです」といった感じで使います。
青い森のゆめ 2024年9月、チロルチョコとのコラボ企画の際にドッキリで使われた、存在しない架空のお菓子の事。
ねぷこと「ヘアピンまみれ」が仕掛け人、「おむらいす食堂」「ピーキーハイカーズ」が仕掛けられる側となり、味がしないプチロル(チロルよりさらに小さいチョコ)を「青い森のゆめ味」として味見をさせる内容。
津軽弁レジスタンス 津軽弁を嫌う人、ねぷこのアンチなどを指す言葉。
レジスタンスは「抵抗」「反抗」の意味があり、政治や戦争用語では占領している勢力に対して抵抗するグループを指します。例えば政府に対してなら「反政府レジスタンス」などのように使います。
アニメや漫画にも時々見られる用語で、そこから由来して津軽弁レジスタンスと名付けたと考えられます。
動画勢 >動画勢(どうがぜい)はYouTuberの用語で、自身の活動を「動画投稿」または「ライブ配信」のどちらを優先しているかを表す言葉で、例外を除きどちらかの投稿・配信が圧倒的にに多くなるのが一般的。
ねぷこは度々「動画勢」を名乗っているものの、2025年1月現在でショートも含めた動画投稿数とライブ配信はほぼ同じ数であり、且つ非表示のライブ配信も数多くあるため、実質ライブ配信の方が多い状態となっています。
推測にはなりますが、自ら「アドリブが苦手」「生放送が苦手」と語っている通り、動画の方が得意と言う意味で「動画勢」としていて、実際放送初期には、苦手を克服するため定期的にライブ配信すると発言しており、動画とライブが同数程度なのはその結果ではないかと考えられます。
津軽弁の日 10月23日は「津軽弁の日」で、毎年ねぷこは祝津軽弁の日としてライブ配信を行っています。
1980年代に活躍した青森出身のタレント「伊奈かっぺい」らのメンバーで構成された「津軽弁の日やるべし会」が1988年に制定し、毎年イベントが開催されています。
名誉津軽民 常連リスナーの事、ねぷこの放送をよく理解ている人達の事。
実姉のこと。
登山アニメ「ヤマノススメ」に影響され、モンベルでオレンジ色の登山靴を買い一回登山をしたものの、その後姉に仮パクされている(2021年)。
実母のこと(VTuber用語でデザインを担当した絵師を「ママ」と言いますが、そちらではなく実母の事)。
頻繁ではなりませんが極稀に生放送時に母親について、どこの食堂に連れて行ったもらったなどの思い出が言及されることがあります。
家でよく言ってたフレーズは「めぐね」(美味しくない、うまくないの意味)。

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関連人物

りとるん Dead by Daylightを中心としたゲーム配信を行っている、ねぷこと同じ津軽弁を話すVTuber。
コラボ放送では津軽弁同士の会話を聞くことができます。
青森りんこ 偶然デビューが同時期で、同じ地域を拠点とし、且つ「津軽」の苗字だったVTuber。
2020年6月に苗字を青森に変更。

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リンク

  • なし

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